長田組ブログ

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鉄骨柱と鉄骨工事?鉄骨柱とは一体どんなものか?

みなさんは、鉄骨工事に関係する部材で「鉄骨柱(てっこつばしら)」というものがあることはご存じでしょうか?

鉄骨柱は、梁(はり)と並んで、鉄骨造を構成する最も重要な部材です。

では、鉄骨柱とは一体どんなもので、鉄骨工事とはどんな関係があるのでしょうか。

今回は 鉄骨柱と鉄骨工事 鉄骨柱とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

鉄骨柱とは一体どんなものか?

みなさんは、鉄骨柱とは一体どんなものかご存じでしょうか?

鉄骨工事に関係する鉄骨柱を一言でいうと、

 「鉄骨造での鋼製の柱」のことです。

鉄骨柱の3つの種類

鉄骨柱には次の3つの種類があります。

それぞれご紹介します。

角形鋼管(かくがたこうかん)

角形鋼管とは文字通り「角形の鉄骨柱」です。

ただし、角は直角ではなく、フィレットがついています。

フィレットとは、角が面取りされた状態のことです。

丸みがついていることです。

角形鋼管は、正式名称を「一般構造用角形鋼管(いっぱんこうぞうようかくがたこうかん)」といいます。

また材料記号が「STKR」といいます。

STKRとは「Steel Tube kozo(構造)Rectangular」の略字です。

一般構造用角形鋼管は、平らな鋼板をロールして成形することで角型が造られます。

以前は、鉄骨柱として広く使われていました。

現在は、構造体の中心の柱ではなく、二次部材である間柱として使われています。

コラム(column

コラムとは本来は円柱という意味があります。

ただし、鉄骨柱のコラムは「角型」です。

コラムは正式名称を「冷間成形角型鋼管(れいかんせいけいかくがたこうかん)」といいます。

冷間というのは、ここでは「常温」という意味です。

一般的に鋼管の成形が「高温」でされていることから、あえて冷間といわれています。

なので、常温で成形した角型鋼管ということです。

また材料記号が「BCR」といいます。

BCRとは「Box column Roll」の略字です。

Box column Rollから、通称「コラム」と呼ばれています。

コラムは1975年頃から使われ始め、1981年の新耐震設計法の施工以後、急速に日本全国に普及しました。

コラムを鉄骨柱、H形鋼を鉄骨梁の組み合わせでの、鉄骨造建築が一般的になりました。

また「Box column Roll」とは、ロール成形角形鋼管のことです。

製造法は、鋼板を円柱に成形、シーム部(継手)を電気抵抗溶接をします。

その後、再度角型に成形して鉄骨柱として完成します。

また、BCRと似た鉄骨柱にBCP(プレス成形角形鋼管)があります。

こちらはプレスして成形を行い、シーム部をアーク溶接で接続します。

円形鋼管 (えんけいこうかん)

円形鋼管とは、筒状円形で、中が空洞になっている鉄骨柱のことです。

正式名称を「一般構造用炭素鋼鋼管(いっぱんこうぞうようたんそこうこうかん)」といいます。

また材料記号が「STK」といいます。

STKとは「Steel Tube Kouzou」の略字です。

円形鋼管が採用されるケースは、デザイン的に丸型の柱が必要になる建築物の時です。

その他では、鉄塔・足場・支柱・基礎杭・地すべり抑止杭などに使用されます。

鉄骨造の直径とは?

一般的に鉄骨造の直径は、鉄骨柱同士の間の距離「スパン」で決まります。

鉄骨柱同士の間の距離が、広くなるほど、鉄骨柱の直径は大きくなります。

逆に、鉄骨柱同士の間の距離が、狭くなるほど、鉄骨柱の直径は小さくなります。

「圧縮力」が大きいと鉄骨柱の直径も大きくなる

通常、鉄骨柱の直径は、鉄骨柱同士の間の距離で決まります。

ただし、もう1つ別の要素が加わります。

それは「圧縮力(あっしゅくりょく)」です。

圧縮力とは、物を押す方向の力のことです

この場合の圧縮力とは、柱にかかる重さ(上階)のことになります。

鉄骨柱にかかる「荷重」が大きければ、圧縮力も大きくなります。 圧縮力が大きければ、当然直径が大きい柱が必要になります。