長田組ブログ

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トルシア形高力ボルトと鉄骨工事!トルシア形高力ボルトとは何か?

みなさんは、鉄骨工事に関係する部品で「トルシア形高力ボルト」というものがあることはご存じでしょうか?

鉄骨工事では、部材の接続に高力ボルトが使われます。

トルシア形高力ボルトは、高力ボルトの中の1つです。

では、トルシア形高力ボルトとは一体どんなもので、鉄骨工事とはどんな関係があるのでしょうか。

今回はトルシア形高力ボルトと鉄骨工事 トルシア形高力ボルトとは何か についてわかりやすくご紹介します。

トルシア形高力ボルトとは一体どんなものか?

みなさんは、トルシア形高力ボルトとは一体どんなものかご存じでしょうか?

鉄骨工事に関係するトルシア形高力ボルトを一言でいうと、

 「ピンテールの破断の有無で、締め付けが確認できる高力ボルト」のことです。

簡単にいうと、ピンテールが切れることで、目視で締め付けOKがわかる高力ボルトのことです。

高力ボルトとは一体何か?

高力ボルトとは、重量鉄骨造の建物のほとんどに使われているボルトのことです。

特徴は通常のボルトより、高い強度と張力を持っていることです。

高力ボルトには主に次の3つの種類があります。

❶構造用トルシア形高力ボルト

❷溶融亜鉛メッキ高力ボルト

❸摩擦接合用高力六角ボルト

トルシア形高力ボルトの見た目の特徴

トルシア形高力ボルトは、溶融亜鉛メッキ高力ボルトと比べると、次の点で見た目が異なります。

❶ボルトの頭が丸い

❷ボルトの先端にピンテールがついている

❸ボルトの色が鋼材色

などの違いがあります。

トルシア形高力ボルトの締めの流れ

重量鉄骨造のボルトの締めは、仮ボルト締め・1次締め・2次締め(本締め)があります。

次の流れになります。

❶仮ボルト締めは、手締めになります。

❷1次締めは、電動レンチを対象のボルトの1次締めトルク値に合わせて締めます。

❸2次締めは、シャーレンチを使いピンテールが切れるまでトルク締めをすればOKです。

シャーレンチを使う理由は、ピンテールをつかむインナーソケット、ナットをつかむアウターソケットの2段構造になっているからです。

またシャーレンチには、破断したピンテールを排出するレバーが搭載されています。

よって、締めの作業がスムーズに進みます。

トルクコントロール法とは?

トルシア形高力ボルトのボルト締めには、トルクコントロール法が使われます。

トルクコントロール法は次の流れで行われます。

❶1次締めでは、トルシア形高力ボルトを取り付け、トルク値を管理して締めます。

例えば、

・M12であれば約50 N・m

・M16であれば約100 N・m

で締めます。

❷2次締めでは、ピンテールが切れることで「締めの完了」を確認します。

トルクとは一体何か?

トルシア形高力ボルトの接合に関係するトルクとは「締め付ける力」のことです。

トルシア形高力ボルトの1次締めは、既定のトルク値に合わせて締めます。

また、通常のボルトを締める時、トルク値が大きすぎるとボルトが破損してしまいます。

逆にトルク値が小さすぎると部材同士の接合が不十分になります。

ボルト接合では、適切なトルク値管理が重要になります。

トルシア形高力ボルトが鉄骨工事に採用されている理由

最近の鉄骨工事では、トルシア形高力ボルトが使われることが多くなりました。

その理由は、施工管理がラクだからです。

また、締め付け軸力が安定していることもあげられます。