長田組ブログ

blog

ワイヤーロープの特徴!「普通より」と「ラングより」の違いとは?

鉄骨工事に使うワイヤーロープには「普通より」と「ラングより」があることはご存じでしょうか?

ワイヤーロープとは鉄骨工事の荷吊り作業に使う金属製のロープのことです。

それぞれ特徴がありメリット・デメリットも異なります。

どちらもパッと見は同じに見えますがスペックは丁度真逆です。

クレーンでの荷吊り作業の時にその違いがでます。   

では、ワイヤーロープの「普通より」と「ラングより」の違いとは一体どんなものでしょうか。

今回は ワイヤーロープの特徴・「普通より」と「ラングより」の違いとは についてわかりやすくご紹介します。

「普通より」と「ラングより」のより方・歴史・メリット・デメリット!

ワイヤーロープは基本的に「普通より」と「ラングより」の2つのより方があり、それぞれ特徴があります。

こちらでは「普通より」と「ラングより」の2つのより方・歴史・メリット・デメリットについてそれぞれご紹介します。

ちなみに「より方」とは「ワイヤーロープのひねり、ねじり」のことをいいます。

①普通よりとは何か?

❶普通よりのより方

普通よりとは、ロープのより方向とストランド(金属線の束)のより方向が逆方向によられているより方のことです。

❷普通よりの歴史

普通よりは、ロープのより方において、最も古くからあるより方です。

主に縄・絹糸・木綿糸などの比較的太い糸が材料のロープに使われていました。

❸普通よりのメリット

メリットは荷重がかかると、自然によりが締まり、ねじれや型崩れに対する抵抗が発生することです。

また、キンクしにくく、取り扱いも簡単です。

キンクとは「ワイヤーロープに折れ、よれ、つぶれ、こぶが発生すること」をいいます。

❹普通よりのデメリット

デメリットは耐摩耗性と耐疲労性が「ラングより」よりも劣ることです。

簡単にいうと「ラングより」よりも早く使えなくなるということです。

①ラングよりとは何か?

❶ラングよりのより方

ラングよりとは、ロープのより方向とストランド(金属線の束)のより方向が同一方向によられているより方のことです。

❷ラングよりの歴史

ラングよりの名前の由来は、イギリス人のジョン・ラング氏が考えたより方であることから、ラングよりと名付けられました。

❸ラングよりのメリット

メリットはロープとストランドの束が同じ方向を向いていることから、表面が円滑で、摩耗に強いというメリットがあります。

また柔軟性が高く、曲げ疲労に対する抵抗も高いというメリットもあります。

曲げ疲労とは何度も負荷かかかり、金属が耐えられなくなる状態のことです。

❹ラングよりのデメリット

デメリットはロープのより方向とストランドの束のより方向が同一方向であることから、よりが戻ろうとする力が働くことです。

するとクレーンで荷吊りをした時、ロープが回転しようとする力が大きく働きます。

また、完全に張力が緩んだ状態になると「キンク」が発生しやすくなります。