長田組ブログ

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フィレットと鉄骨工事?フィレットとは一体どんなものか?

あなたは鉄骨部材の一部分の名称で「フィレット」というものがあることはご存じでしょうか?

フィレットは、鉄骨材の種類によってあったり、なかったりします。

では、フィレットとは一体どんなもので、鉄骨工事とはどんな関係があるのでしょうか。

今回は フィレットと鉄骨工事 フィレットとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

フィレットとは一体どんなものか?

あなたはフィレットとは一体どんなものかご存じでしょうか?

鉄骨工事に関係するフィレットを一言でいうと、

 「フランジとウェブが交わる箇所にある入隅」のことです。

通常、フィレットは曲面になっています。

よって、フィレットのサイズは「半径」であらわします。

フィレットは全ての鉄骨材にあるわけではない!

フィレットは鉄骨材のフランジとウェブが交わる箇所の入隅にあります。

ただし、全ての鉄骨材にあるわけではありません。

フィレットは鉄骨材のロールH形鋼にあります。

ビルドH形鋼にはありません。

ロールH形鋼・ビルドH形鋼とはどんなものか?

鉄骨材のH形鋼は、ロールH形鋼・ビルドH形鋼の2種類に分かれます。

フィレットはビルドH形鋼にはありません。

こちらでは、ロールH形鋼・ビルドH形鋼についてそれぞれご紹介します。

ロールH形鋼

ロールH形鋼は、大量生産できる既製品のH形鋼のことです。

ロールH形鋼とは、ロール成型の圧延で造られたH形鋼になります。

製造法は800℃以上の高温で熱して溶かした鋼を、回転するロールの中を通し、通常のH鋼の形に造ります。

ロールH形鋼が製造される過程で、フィレットも形造られます。

ビルドH形鋼

ビルドH形鋼は、オーダーメイド(注文生産)のH形鋼のことです。

ビルドH形鋼の特徴は、フランジとウェブを溶接して造ります。

ビルドH形鋼が造られるのは、設計者が自由度が高い建物を設計する時です。

主に応力が大きくかかる鉄骨材、納まりが複雑な鉄骨材、断面が必要な鉄骨材の時に造られます。

ただし、ロールH形鋼よりも製造コストが高くなります。

また、ビルドH形鋼は溶接されますが、フィレットはありません。

フィレットの役割とは一体何か?

あなたはフィレットの役割が一体何かご存じでしょうか?

フィレットの役割は、鋼材の耐力に影響を与えることです。

鋼材の耐力とは、鋼材の持つ降伏点(こうふくてん)の限界のことです。

簡単にいうと降伏点の前が、弾性(だんせい)といいます。外力を取り除くと元の形に戻ります。

次に降伏点よりも先が、塑性(そせい)といいます。外力を取り除くと、元の形に戻らず変形したままの状態になります。

ロールH形鋼にあるフィレットは、鋼材の降伏点に影響を与える効果があるということです。

なので、設計の段階でフィレットの数値が決められます。