長田組ブログ

blog

トルクコントロール法と鉄骨工事!トルクコントロール法とは?

あなたは鉄骨工事に「トルクコントロール法」というものがあることはご存じでしょうか?

トルクコントロール法は、高力ボルトの締め付けに関係しています。

現在、ほとんどのトルシア形高力ボルトの締め付けは、トルクコントロール法で行われているといわれています。

では、トルクコントロール法とは一体どんなもので、鉄骨工事とはどんな関係があるのでしょうか。

今回は トルクコントロール法と鉄骨工事 トルクコントロール法とは についてわかりやすくご紹介します。

ちなみにトルシア形高力ボルトとは

 「ピンテールの破断の有無で、本締めが確認できる高力ボルト」のことです。

トルクとは一体何か?

こちらではトルクコントロール法をご説明する前に、トルクについて先にご紹介します。

あなたは「トルク」とは一体何かご存じでしょうか?

トルクを一言でいうと

 「軸を回す力(回転力)」のことです。

簡単にトルクを説明すると、自転車のペダルを踏み込み、軸を回す力のことになります。

また、鉄骨工事の時に、ボルトをスパナで回転させながら締める力のことをトルクといいます。

ボルトにトルクをかける理由とは?

通常、鉄骨材をつなげる時には、ボルトを締めてつなげます。

この時、ボルトにトルクをかけます。

では、一体なぜボルトにトルクをかけるのでしょうか。

ボルトは鉄骨材と鉄骨材をつなげます。

この時の鉄骨材をつなげる力のことを「固定力」といいます。

固定力は「軸力」ともいいます。

ボルトにトルクをかける理由とは、ボルトに軸力(複数の鉄骨材を固定する力)を発揮させるためにかけるということです。

まとめるとボルトにかけられたトルクは、ボルト内で軸力に変換され、鉄骨材と鉄骨材をつなげます。

トルクコントロール法とは?

では、トルクコントロール法とは一体どんなものでしょうか?

鉄骨工事に関係するトルクコントロール法を一言でいうと

「ボルトの本締めを、ボルトのトルク値に正確に合わせて、コントロールして締める方法」のことです。

実際の鉄骨工事の現場の例に置き換えてご説明します。

❶ボルトの仮締め

手締めで、ボルトの仮締めを行います。

❷電動レンチで1次締め 

1次締めはボルトの径によりトルク値が異なります。

呼び径M12であれば「50N・m」になります。

ちなみにトルクの単位はN・m(ニュートンメートル)といいます。

電動レンチをボルトの1次締めのトルク値に合わせて、1次締めを行います。

❸マーキング

マーキングは1次締め完了と本締め完了の確認の時に使います。

❹本締め

本締めとはボルトの締め込み完了のことです。

電動レンチをボルトの本締めのトルク値に合わせて締めます。

本締めではピンテールが切れることで「完了」を確認します。

以上が、トルクコントロール法になります。