長田組ブログ

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ワイヤーロープのより方!普通より・ラングより・Zより・Sより!

鉄骨工事に使うワイヤーロープには「より方」があることはご存じでしょうか?

ワイヤーロープとは鉄骨工事の荷吊り作業に使う金属製のロープのことです。

ワイヤーロープには「より方」というものがあります。

もし「より方」のバランスがとれてないと、荷物を吊った時にワイヤーロープが回転してしまい大変危険です。

では、ワイヤーロープの「より方」とは一体どんなものでしょうか。

今回は ワイヤーロープのより方・普通より・ラングより・Zより・Sより についてわかりやすくご紹介します。

ワイヤーロープのより方とは何か?

ワイヤーロープのより方とは一体何かご存じでしょうか?

鉄骨工事に使用するワイヤーロープのより方を一言でいうと「ワイヤーロープのひねり、ねじり」のことをいいます。

一般的にロープとは、一本の糸でなく、複数本の糸を「よって(ひねる、ねじる)」強度を高めたものです。

一本では弱くても、複数本を「よる(ひねる、ねじる)」と強靭なロープができあがります。

これがロープの強度の仕組みです。

ワイヤーロープも、一般的なロープと同じロジックで造られています。

ワイヤーロープは心綱(しんずな)の周りを、複数本のストランド(金属線をよったもの)をより合わせて金属製のロープが造られています。

ワイヤーロープは荷重がかかるとよりが戻ろうとする

ワイヤーロープはクレーンで吊り、荷重がかかると「よりを戻そうとする力」が働きます。

この時、同じ方向に「より」があるワイヤーロープで吊ると「より」が戻ろうとして回転します。

ワイヤーロープの回転を防ぐには、玉掛け用のワイヤーロープに「より」が逆のものを使うことで吊り荷の回転を防ぐことができます。

「より」が逆のワイヤーロープを合わせたものを「抱き合わせ加工」といいます。

通常のワイヤーロープには抱き合わせ加工がされています。

抱き合わせ加工には「Zより」と「Sより」がセットで加工されています。

普通より・ラングより・Zより・Sよりとは?

ワイヤーロープのより方には、普通より・ラングより・Zより・Sよりの4つのより方があります。

それぞれ特徴をご説明します。

❶普通より

普通よりとは、ロープのより方向とストランドのより方向が逆方向によられていることです。

❷ラングより

ラングよりとは、ロープのより方向とストランドのより方向が同一方向によられていることです。

通常は「普通より」と「ラングより」のどちらかで造られています。

❸Zより

Zよりとは、ストランドの束が左よりになっていることです。

❹Sより

Sよりとは、ストランドの束が右よりになっていることです。

ワイヤーロープは以上の4つの「より」の違いを利用して使われています。